「じっ冗談じゃないわ!!」



一年生でももっともお嬢様な菊永 エリカが叫び始めた



「エリカ!!」



「…そうだわ…殺せば良いのよね?殺せば生きて帰れるのよね?」



彼女の精神は壊れてしまったのかもしれない…



「なら…」



回りに目をやると…



放送で流れたバックが側にあった…



きっとこれは…



殺し合いの合図なんだろう…



ガシッ



エリカは自分のバックを手にしてあさると…



銃…組み立て式のマシンガンがでてきた…



「ふふっ…さぁ…あたしの為に死んでちょうだい?」



ダダッ



「ちぃ!!」



あたしは自分のバックをあさって武器を捜した…



あってしまった…



エリカとは異なる銃が…



やや小さめだった…



だが…自分が生きる為には必要だ…



カチッ



使い方は知らない…ハズなのに銃口をエリカに向け…



「里絵!!」



瑠奈の叫びもきかない内に…



パァンッ



エリカを撃った



きっとアノ放送を聞いてからあたしも…



壊れたんだと思う…



だが…そんな事は関係ない…



自分の為に人を殺した…