でも、いじめは収まらない。
そう。私の心が晴れるまでは───。

君はスカートに、爪を突き立て
必死に耐えている。


夏の静寂を切り裂くような悲鳴が、今日も
教室に谺(こだま)する。

そんな、教室の窓に
映っていたのは青空だった。