「え?美術の大原と?」
「そうだぜ、いいよな、大原は美人だし、スタイルいいしさー。矢野センぐらいかっこよかったら、あーゆーの落とせんのかなー?」
「さぁ?」
友達が噂で聞いた話は、矢野センが近々、美術の大原と結婚するそうだ。
「お昼になったら、矢野センの所に行ってみようぜ」
「え…!?無、理っ」
「じゃあ、またな」
予鈴のチャイムがなり、俺の断りを聞かずに友達は席に戻った。
どいつも、こいつも、人の話を最後まで聞かないんだからっ!!
……矢野セン、結婚する事を菜月は知ってるのかな?
知ったら、傷つくよなぁ?
俺には好都合だけどさ、菜月が傷つくのは嫌だ。
アイツが居るから、保健室なんて行きたくないし、でもアイツに会わなきゃ真相は確かめられないし…。
菜月の為にも、真相をハッキリさせなきゃなぁ。
「そうだぜ、いいよな、大原は美人だし、スタイルいいしさー。矢野センぐらいかっこよかったら、あーゆーの落とせんのかなー?」
「さぁ?」
友達が噂で聞いた話は、矢野センが近々、美術の大原と結婚するそうだ。
「お昼になったら、矢野センの所に行ってみようぜ」
「え…!?無、理っ」
「じゃあ、またな」
予鈴のチャイムがなり、俺の断りを聞かずに友達は席に戻った。
どいつも、こいつも、人の話を最後まで聞かないんだからっ!!
……矢野セン、結婚する事を菜月は知ってるのかな?
知ったら、傷つくよなぁ?
俺には好都合だけどさ、菜月が傷つくのは嫌だ。
アイツが居るから、保健室なんて行きたくないし、でもアイツに会わなきゃ真相は確かめられないし…。
菜月の為にも、真相をハッキリさせなきゃなぁ。