メッセージにしては少し長い文の気がするし、彼女にしては堅苦しいような文だったが気がついたら送信していた。

それからどれくらいの時間が経ったのだろうか。
気がついたら眠っていて、起きた頃には夕方になっていた。
少し離れたところからケータイを取ると先輩からの不在着信がはいっていた。
かけ直そうと思い先輩の名前を押す。
3コールくらいして先輩がでた。
「もっもしもし。」
「おう。もしもし、香琳元気か?」
電話越しの少し低い声に胸が高鳴るのが分かる。
「先輩電話くれたのにすぐ出れなくてごめんなさい。」
「全然いいよ。声の感じ寝てたか?