―もっと、刺激的な恋を。―

「お前、可愛いのに顔隠してたらもったいないだろ」


小さい頃に負ったらしい顔の傷のせいで塞ぎ込んでいた私の世界を眩しく照らしてくれたのは


──────暴走族の総長でした





「あ、あの、ほんとに見苦しいものなので…っ」

引っ込み思案で人見知り◇記憶喪失
塙凛々花/はなわりりか


×

「バーカ、見苦しくなんかねぇよ」

暴走族の総長◇距離感近め
穐山千壽/あきやまちとせ




風の強い日、中庭の小山で、私の傷を目にした彼は

気味悪がるどころか────────────

「お前、髪切れ」


なぜか懐いて？来ました




「りり、お前下向きすぎ」

「俺の女になる？」

「りーり」


私の閉ざした心を少しずつ少しずつ………



「好きだよ、凛々花。そんな顔の傷くらいでお前の可愛さはなくならない」

………………開いて、虜にして、


抜け出せなくさせる




「千壽くん、ずっと忘れててごめんなさい」

「あなたのこと、大好きです」





暴走族系初挑戦のため、温かい目で見守ってくださると幸いです