でも、シフトに代わりに入ったことは後悔してないよ。


『うわーん!澪ちゃん!!ほんとにマジで助かったよ〜ありがとうね〜!!』

『澪ちゃんになにかあったら次は私が助けるからねっ!』


喜んでもらえて、助けになれて、良かった。



「あつい、」



重たい体を起こして、裏口の扉を開けた。
夜風が頬を撫でて、少しだけ気分が楽になる。

その場にしゃがみ込んで、朔を待った。


『これで終わりってことはねぇんだからしっかり気ぃ張っとけよ』


思い出していたのは光輝の言葉。

体調崩してる場合じゃないよね。
晶のこと、なんとかしないと……。

……ていうか、晶は朔と喧嘩がしたくて私に近づいたみたいだけど、朔は晶のことをどう思ってたんだろう?

光輝が言ってた。
2人、似たようなものだからって。