前に朔が『見てるだけでいい』って光輝に言っていたし。 「……私の方こそ、ごめんね。もしあの人にまた私のことを聞かれたら、気にせず知ってること喋って。もう怪我してほしくない」 「アホか。おまえはそんなこと気にしなくていーんだよ」 「バカだな」と、さらに悪口をプラスして光輝は笑った。