怖くなかったけど……
「ある時、私が助けた子がゴミを投げてきた」
いつの間にかあのグループと一緒になって私のこと指さして笑ってんの。
『なんで?』って聞いたら、今まで見たこともない目つきで睨んできて。
『ぜんぶ澪ちゃんが悪いんだよ。澪ちゃんが余計なこと言うから、こうなってるんだよ』
『澪ちゃん私に言ったよね。"私が守るから大丈夫だよ"って。ずっとウザいって思ってた。勝手に私を弱虫扱いして、ムカついてた。余計なお世話だったよ』
「靴を隠されたことより、教科書に落書きされたことより、その子にそう言われたことが1番心にきたな」
「……」
「今も同じグループで行動してたし……ほら、あのロングの内巻きだった子。ほんと、余計なお節介やいたな」