最後の泣き落としの困り顔さえなければ許してもらえたかもしれないのに。
さっきの志勇は思わずドキッとするほど母性をくすぐられる表情だったけど、壱華には効果なかったみたい。
「反省の色が見られないから、1週間わたしと離れて反省して」
「壱華……!」
選択肢を間違えた志勇は、愕然として振り払うように立ち上がった壱華の背中に手を伸ばす。
なんかちょっと可哀想だけど、身代わり作戦を思いついて提案してきたのは志勇だしね。
「わたし、1週間だけ潮崎にお世話になるから。涼を通して話はつけてあるの」
「えっ!てことは1週間壱華と一緒に過ごせる!?やったあ!」
志勇を憐れんでいると、壱華が潮崎に来ると言うから両手を上げて喜んだ。
涼ちゃんと壱華と私で女子会できるぞ!
「実莉、喜んでるけどみっちりお説教だからね?」
「うっ、はい……」
調子に乗ったら注意されたから私はきゅっと縮こまった。
さっきの志勇は思わずドキッとするほど母性をくすぐられる表情だったけど、壱華には効果なかったみたい。
「反省の色が見られないから、1週間わたしと離れて反省して」
「壱華……!」
選択肢を間違えた志勇は、愕然として振り払うように立ち上がった壱華の背中に手を伸ばす。
なんかちょっと可哀想だけど、身代わり作戦を思いついて提案してきたのは志勇だしね。
「わたし、1週間だけ潮崎にお世話になるから。涼を通して話はつけてあるの」
「えっ!てことは1週間壱華と一緒に過ごせる!?やったあ!」
志勇を憐れんでいると、壱華が潮崎に来ると言うから両手を上げて喜んだ。
涼ちゃんと壱華と私で女子会できるぞ!
「実莉、喜んでるけどみっちりお説教だからね?」
「うっ、はい……」
調子に乗ったら注意されたから私はきゅっと縮こまった。