無感情を意識して、教室へ向かう。背中に背負った重たいリュックには、タンブラーに入れたコーヒーが入っている。
もう学校の自販機で、缶コーヒーを買うのはやめた。登校する時間も、いつもより5分早くした。
先生に会わないために、会うかもしれない行動を確実に減らした。
もう会わない、もう好きと思わないと決めてから、毎日一生懸命セットしていた髪も雑にまとめ、左右対称になるように丁寧に描いていた眉毛も今日は左右非対称だ。
バレンタインにチョコレートを渡すために、必死に痩せようと3kg減らした体重も、元に戻ってしまった。
可愛くなるための努力を、やめた。
今年は受験生だし、先生はもともと私に興味なんてこれっぽっちもないし、私がどうなろうと、関係ない。
きっと、この1年、なんにも関わりがないから、私のことなんて、忘れちゃうと思う。
もう、それでいいや。
死ぬほど好きだった人を、忘れようと今日も必死に忘れる努力をし続ける。
もう学校の自販機で、缶コーヒーを買うのはやめた。登校する時間も、いつもより5分早くした。
先生に会わないために、会うかもしれない行動を確実に減らした。
もう会わない、もう好きと思わないと決めてから、毎日一生懸命セットしていた髪も雑にまとめ、左右対称になるように丁寧に描いていた眉毛も今日は左右非対称だ。
バレンタインにチョコレートを渡すために、必死に痩せようと3kg減らした体重も、元に戻ってしまった。
可愛くなるための努力を、やめた。
今年は受験生だし、先生はもともと私に興味なんてこれっぽっちもないし、私がどうなろうと、関係ない。
きっと、この1年、なんにも関わりがないから、私のことなんて、忘れちゃうと思う。
もう、それでいいや。
死ぬほど好きだった人を、忘れようと今日も必死に忘れる努力をし続ける。