「水奈は今日も可愛いねぇ!」

夏奈…。あんたって子は…。可愛すぎるよ…。

「えへへ〜夏奈に言われると嬉しいなぁ〜」

「水奈に彼氏ができない理由が分からないわ」

ギクリッ

「いやぁ、私彼氏いらないしなぁ〜あはは〜」

久しぶりにこういう会話したなぁ...。あまりしないようにしてるんだけど...

「えぇ〜まぁ、水奈がそういうんなら」

そう言う夏奈ちゃんの顔はとても悲しそうだった

「そうだ!夏奈!今日カフェ行かない?プリも撮ろう!」

私がそう言った途端、夏奈の顔がぱぁっと明るくなった

「いいね!どーせならネタプリしよぉ!楽しみだなぁ〜」

私は夏奈のこの顔がとっても好き。すっごい笑顔でしょ?ひまわりみたいな笑顔

「ふふっ」

「あ!今笑ったなぁ?!」

「いや、笑ってないよ!」

「私そんな顔変だった!?」

「夏奈はいつでも可愛いよっ」

「えへへ嬉しいっ」

私、今とっても幸せ。彼氏なんか居なくてもすっごい幸せだよ。

夏奈、いつもありがとう。そう心の中で呟いて色の無い校舎へと足を運んだ