「でも本当は…」


足音が離れて、その後の話は聞けなかったけど私は海斗の言った言葉が頭の中でグルグル回ってた


ーー幼なじみだからって一緒にいるのもどうかと思わないか?本当に面倒臭いーー


「朝陽…」


多分その時、胡桃は何の言葉も掛けれなかったと思う


「あんな風に言われて海斗の事このまま好きでいるのは、もう無理だよ…」