本当かな…


「悪いけど朝陽と2人になりたいから工藤君は先に帰っててくれない?」


「もしかして教室での会話聞いてた?だから泣いてんの?あんなの女子の冗談に決まってるじゃん!もう泣くな朝陽」


そう言うと海斗は近づいてきて私の涙を拭った。


「ほら泣き止め。遅くなると母さん達が心配するぞ?」