ケーキを代表する、ショートケーキ。
定番かもしれないけれど、一番好きな味なんだよね。
「康二(こうじ)さん、ショートケーキとオレンジジュース、ブラックコーヒーをひとつずつください」
オーナー…康二さんにそう言う紫杏くん。
オレンジジュースが好きなの、バレてたのかな。
ショートケーキひとつって、紫杏くんの分は…?
「紫杏くんは何かケーキとか頼まないの?」
そう聞けば、あー…と苦笑いをした紫杏くん。
「俺、甘いの好きじゃないんだよね」
「そうなんだ…」
甘いの好きじゃないんだ…。
たしかに、飲み物はブラックコーヒー頼んでたかも…。
逆にブラックコーヒーって私が飲めないから、すごいなって思っちゃう。
飲むものまで大人なものとか、反則級な気がする。
「花澄ちゃんは甘いもの好き?」
「うん、大好き…!」
「…大好き、ねぇ…」
そんな会話を繰り広げていたところで、ドアが開く音がする。
定番かもしれないけれど、一番好きな味なんだよね。
「康二(こうじ)さん、ショートケーキとオレンジジュース、ブラックコーヒーをひとつずつください」
オーナー…康二さんにそう言う紫杏くん。
オレンジジュースが好きなの、バレてたのかな。
ショートケーキひとつって、紫杏くんの分は…?
「紫杏くんは何かケーキとか頼まないの?」
そう聞けば、あー…と苦笑いをした紫杏くん。
「俺、甘いの好きじゃないんだよね」
「そうなんだ…」
甘いの好きじゃないんだ…。
たしかに、飲み物はブラックコーヒー頼んでたかも…。
逆にブラックコーヒーって私が飲めないから、すごいなって思っちゃう。
飲むものまで大人なものとか、反則級な気がする。
「花澄ちゃんは甘いもの好き?」
「うん、大好き…!」
「…大好き、ねぇ…」
そんな会話を繰り広げていたところで、ドアが開く音がする。