次の日〜車の天井を見ると人の足跡らしき物と手形らしき物が無数についていた。事件を追うのを警部はやめた。(あれは、なんだろう…)
じっと考え込んでいる警部の所に、部下に付き添われた、由美がやって来た。菊地の事件の事は、部下からすでに知らされたらしく顔が青ざめていた…
『由美さん…昨夜今井さんの家に行きましたね?』
『…はぃ…』
警部は本多に入った。
『今井さん、昨夜変わった様子ありませんでしたか』『ちょっとあわててましたけど、でも!たぶん私が突然訪ねて行ったからだと思います』
『どんな話をしたんですか?』
『えっと…僕も調べてみるから、事件の事は任せてほしいってどう考えても、今井さんが犯人だと、私には思えません!』