その気持ちに気づいたのは、あの日から数日だった日だった

「ここどこ?」

かわいい猫を見つけて追いかけていたら、迷子になってしまった

「僕たち帰れるかな?」

もし家に帰れなかったらどうしよう…

「大丈夫だから」

小実ちゃんはそう言うけど、僕たちで家に帰れるのかな?

「こ、小実ちゃん…ごめんね…」

本当、どうしよう

「流下くん!弱気になっちゃだめ!早く家に帰って遊ぶよ!」

小実ちゃんは怖くないのかな?

「う、うん…うん!」

僕が、小実ちゃんを守らないと!

そうして、歩き始めた