《第1章》
私の好きな人

美麗〜朝よ~ 早く起きないと遅刻するわよ あと一ヶ月しかないんだから早く行かないと、思い出作りそこねちゃうわよ

ん〜わかった〜 早くリビング行こ 

ドン!
「わあ!いった〜い」
「いって」

なんだよ いてーだろうが

何よ!私だって痛いんだから!

はあ?みーが前見らずに歩くからわりーんだろ?

それはそうだけどそっちだってスマホみてたじゃん 私だけのせいじゃないでしょう

はいはい ごめんなさーい

何よその言い方!ほんとに可愛くない弟!

あーそうですか てか弟の龍雅《りゅうが》 が謝ったのにねーちゃんはあやまんねのかよ

ごめんなさい

はい なかなおり てか時間大丈夫そ?

あ〜急がなきゃ 先に下おりるね!

いいよ

お母さんおはよ 

早くご飯すましちゃいなさい テーブルいおいているでしょう?

うん わー私の好きなサンドイッチ!いただきまーす

あ!龍 着替えてきたの?龍もご飯早く食べて!

わかってる いただきます

ーーーーーー数分後ーーーーーー
ごちそうさまでした

お母さん行ってきます

いってらっしゃ~い

俺も行ってくる

いってらっしゃい! 

(あーもうあと一ヶ月しか眺めることできないのに寝坊なんて) はあ

美麗〜おはよ

あ!優樹菜!おはよ

早く行かなきゃ朝練終わっちゃうんじゃないの?

そうなの〜寝坊しちゃって

あ!まだやってるみたいだよ 美麗がだ〜いすきな 一ノ瀬 流希亜くん!まー美麗が年下好きなんて知らなかってけどね〜


ーーーーーそう私の好きな人は2個下の高校一年生の 一ノ瀬 流希亜くんバスケットボール部副部長...ーーーー
かっこよくて愛嬌があって性格もいい そんな彼は、、、学校1の<モテ男>

そんな彼に私ごときが告白なんてできない。 そうわたしの恋は実るはずもないのだ
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彼との出会いはそう...