『やはりここに居たのか今一年戦争中だろ太一』


真田『…誠さん』


俺『まさかお前がうちに来るなんてな』


真田『…』


俺『光二さんが逝ってもう二年か』


真田『…』


俺『…バカな考えは捨てろよ阿波野は今本職だ』


真田『…知ってるよ』


俺『…ならいいけどな…ただな真也が心配してたぞ』


真田『…真也が』


俺『昨日の夜うちに来てな…お前本当は上に上がらず真也と同じ修理工場に就職希望だった…なのにいきなり上に上がるて言い出したそうじゃねぇか…なんでだ』


真田『…別にオフクロ、オヤジからも高校だけは出てくれて言われてたし』


俺『そうか…ただお前がうちでなにやるか知らないがもしうちら二年通さず三年の吉野さん達狙ったら…わかってるよな』


真田『フッ…兄貴そっくりすね』


俺『あっ?』


真田『兄貴もよく言ってたよ…俺は管君の親衛隊管君の為なら命かけてでも管君とチームの看板は守るて』


俺『…』


真田『そんな事言った結果がこれだよ!チームの看板を守る?管君を守る?馬鹿じゃねぇか残されたうちらはどうなるてなんも考えてねー』


俺『…』


真田『阿波野なんかどうでもいいんだよ一年戦争も俺には関係ねぇ…ただ西山に来たのはあんただよ』


俺『…』


真田『あんたと智也さんを庇った結果阿波野に刺し殺されたぁ』


俺『!』


真田『この事を最近知ったよ…馬鹿だよなぁ中学の時ず~とあんたらを慕って俺は』


俺『誰から』


真田『林さんだよ…』


俺『…』


真田『あの人と偶然会って昔の事聞かされた』


俺『…』


真田『…あの人今なにしてるか知らないでょう…管君達のチーム抜けた…いや強引に破門になったそうだよ…一回だけ下手打っただけで…それまでさんざん管君やチームの看板守ってきたのに…林さん言ってたよ今兄貴は皆から伝説みたいになってるけどもしあの時兄貴が殺されなかったら破門だったて』