俺『まさかテメェから来るとはな…』

葛西『フン』

俺『さ~てやるか』

葛西『勘違いすんな…俺は一年トップからおりたんだよ』

俺『あっ?』

葛西『吉野さんも了承済みだ』

俺『…』

葛西『俺はな…もう喧嘩しないて決めたんだ』

俺『!』

葛西『理由は言えないがな』


俺『…八尋にも言ったんかよ』

葛西『これからだ』

俺『…』

葛西『…お前か八尋が一年トップになったら大人しく下につくからよ…』

俺『…曽我礼二か』

葛西『!』

俺『あの当時有名だったからな法華の葛西、曽我て言えばよ』

葛西『…』

俺『確か…亡くなったんだよな』

葛西『…あぁ俺をかばってその当時法華のトップの奴に刺されてな』

俺『…』

葛西『俺が殺したと一緒だ…あの時礼二はうちらが三年になれば自動的にうちらが法華のトップなるから今は我慢しろて言ったのによ…俺がバカみたいにトップにこだわってしまって』

俺『…』

葛西『トップを狙えばまた誰かを失うそれが怖いんだよ』

俺『…葛西』

葛西『…人を殴ろうとしてもソイツが礼二に見えるんだ俺をかばって刺された時のあの顔で』

俺『…』

葛西『だから…俺は一年トップ下りた』

俺『…いいんだな』

葛西『…あぁ』