「そう、かな……?」


あくまで優人の前では清楚美人を演じ続けるんだから。


プルルル………プルルル………


「あ、ごめん、電話出てくる………。もしかしたら部活かも……。」


そう言って足を止め、電話を出た優人。


私は近くのベンチに腰を掛けた。


部活、ねぇ………。


もともと亜希の彼氏だった優人は他校の男子生徒。


私の通ってる中学校はもともと女子高校だったから男子生徒はほとんどいない。


男なんて女子だらけの学校なんて言ったら夢みたいかもしれないわね。