「どういうこと……っ!?」


肩を揺さぶり、問いかける。



─暑苦しいスーツ。

──一つにまとめた髪。

───私を冷たく見る目。


「何一つ………変わってない……」


瞬きを何度もしても結果は同じ。


目の前にいるのは私がさっき復讐したはずの日々谷。


『屋上で自殺。』


そう記入したはず………っ。


「あはははっ!

だから言ったでしょ?偽物だって~!」



私を指差し嘲笑う友里。

おかしい。おかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしいおかしい。