「ここだってよ、涙唯。」



「思ったより大きいわね。」




私たちは今、緑丘高校の目の前にいる。



中学は途中まで行っていたが、つまんなすぎて辞めた。


学校を辞めたら辞めたでなにもやることが無く、暇つぶしのため不良校に通うことにした。




来たは来たのでいいけど、不良校とは思えない綺麗さ。



「入るわよ、涙唯。」



私は双子の妹、涙羽と共に校舎に入った。