*
その後、真白ちゃんは早退をして行った。
僕は高等部の自分の教室に戻り、席に座りながら外を眺めていた。
……真白ちゃんって、本当優しい子だなぁ。
こんな僕のために、優星と話をつけに行こうとしてくれたなんて。
……あの、抱きしめた時の優しい包み込むような感覚も、全部小さい頃と変わることのない。
真白ちゃんは無自覚だから、やっぱり僕が守っていかないといけない。
それで、もっと完璧な王子様になったら、真白ちゃんはずっと僕と一緒にいてくれるはずだから。
だから、僕は頑張る。
ただ、真白ちゃんと生きるためだけに。
そうだ、放課後、優星に話をつけに行こう。
それで、話がついたら真白ちゃんのお見舞いに行こう。
……勉強も、サボりたいけど……仕方がない、今日ぐらいは真面目に授業を受けよう。
*
そして迎えた放課後。
僕は屋敷に優星を呼び出した。
その後、真白ちゃんは早退をして行った。
僕は高等部の自分の教室に戻り、席に座りながら外を眺めていた。
……真白ちゃんって、本当優しい子だなぁ。
こんな僕のために、優星と話をつけに行こうとしてくれたなんて。
……あの、抱きしめた時の優しい包み込むような感覚も、全部小さい頃と変わることのない。
真白ちゃんは無自覚だから、やっぱり僕が守っていかないといけない。
それで、もっと完璧な王子様になったら、真白ちゃんはずっと僕と一緒にいてくれるはずだから。
だから、僕は頑張る。
ただ、真白ちゃんと生きるためだけに。
そうだ、放課後、優星に話をつけに行こう。
それで、話がついたら真白ちゃんのお見舞いに行こう。
……勉強も、サボりたいけど……仕方がない、今日ぐらいは真面目に授業を受けよう。
*
そして迎えた放課後。
僕は屋敷に優星を呼び出した。