「壱さん退いてください!シャワーしに行きたいんです!…やだこっち来ないで!他の人の部屋行ってくださいよ!」
「んだよ、お前が俺と同部屋なのが悪いんだろヤラせろ」
「…誰か助けてええぇ…」
翌朝。
2人してお風呂に入らずに眠ってしまったツケが回ってきて、私達は朝からシャワーを巡って言い争いを起こしていた。
いや、正確には私の身体を巡る攻防戦である。
現在の構図としては、先にシャワーに入りたかった壱さんが上半身裸になって何故か私の方に接近してきていて、私は彼から逃げる為に必死にベッドの上を跳ね回っている。
「元はと言えば、昨日お前が俺の股間蹴りやがったのが悪いんだろうがクソガキイイィ!」
「そっちが馬乗りになってるのが悪いんです!琥珀に言いつけて逮捕してもらいますよ!?」
壱さんは、昨夜の件について何も知らないし覚えていない。
だから、私が琥珀の名前を出しても、
「あいつは俺のマブダチだから逮捕なんてしねぇよバーカ!」
と、この通りいつもの反応を示している。
「…もうそろそろ疲れたのでシャワー、」
「シャワーなんて要らねぇよ、お前はそっから動くな」
いやらしい事を考えているらしい壱さんが、私の顔を見ながらペロリと舌なめずりをする。
(最悪!この変態!)
「んだよ、お前が俺と同部屋なのが悪いんだろヤラせろ」
「…誰か助けてええぇ…」
翌朝。
2人してお風呂に入らずに眠ってしまったツケが回ってきて、私達は朝からシャワーを巡って言い争いを起こしていた。
いや、正確には私の身体を巡る攻防戦である。
現在の構図としては、先にシャワーに入りたかった壱さんが上半身裸になって何故か私の方に接近してきていて、私は彼から逃げる為に必死にベッドの上を跳ね回っている。
「元はと言えば、昨日お前が俺の股間蹴りやがったのが悪いんだろうがクソガキイイィ!」
「そっちが馬乗りになってるのが悪いんです!琥珀に言いつけて逮捕してもらいますよ!?」
壱さんは、昨夜の件について何も知らないし覚えていない。
だから、私が琥珀の名前を出しても、
「あいつは俺のマブダチだから逮捕なんてしねぇよバーカ!」
と、この通りいつもの反応を示している。
「…もうそろそろ疲れたのでシャワー、」
「シャワーなんて要らねぇよ、お前はそっから動くな」
いやらしい事を考えているらしい壱さんが、私の顔を見ながらペロリと舌なめずりをする。
(最悪!この変態!)