それはつまり、イエスと捉えて良いのか。
思わず声が出てしまった私と同様、大也は大声で奇声を発した。
「ちょっ、ちょっと待ってよ…。何でこんなギリギリでそんな事…、やだなぁ、もっと前にOKしてくれれば良かったのに」
ようやく願いが叶って余程嬉しいのか、白金の髪の持ち主は瞬く間に目を潤ませた。
…そうだよね、大也はずっとこの瞬間を待ち侘びていたんだもんね。
夜な夜な公園に行って声を押し殺して泣く程、私の元に相談に来る程、伊織や他の人がその恋心に気付いてしまう程。
彼の琥珀を想う気持ちは誰よりも大きくて、1度たりとも揺らぎはしなかった。
「“あの世”限定だからな」
「何それっ、死ぬの楽しみになっちゃったじゃん!まあ、生きて動いてる琥珀の方が好きではあるけども」
(琥珀、イケメン過ぎる…!)
ずっと大也からの猛烈アタックを振り続けてきたくせに、この展開は胸アツだ。
でももしかしたら琥珀は、大也が持つ死に対する恐怖を少しでも拭ってあげようと、わざとその台詞を言ったのかもしれない。
そしてきっと、自らの持つ死に対する恐怖を少しでも和らげる為に。
「ねえ、」
その真偽を確かめたくなって思わず口を開くと、
「シッ」
私が言いたい事が伝わったのか、琥珀は片眉を上げて私の言葉を阻止する。
思わず声が出てしまった私と同様、大也は大声で奇声を発した。
「ちょっ、ちょっと待ってよ…。何でこんなギリギリでそんな事…、やだなぁ、もっと前にOKしてくれれば良かったのに」
ようやく願いが叶って余程嬉しいのか、白金の髪の持ち主は瞬く間に目を潤ませた。
…そうだよね、大也はずっとこの瞬間を待ち侘びていたんだもんね。
夜な夜な公園に行って声を押し殺して泣く程、私の元に相談に来る程、伊織や他の人がその恋心に気付いてしまう程。
彼の琥珀を想う気持ちは誰よりも大きくて、1度たりとも揺らぎはしなかった。
「“あの世”限定だからな」
「何それっ、死ぬの楽しみになっちゃったじゃん!まあ、生きて動いてる琥珀の方が好きではあるけども」
(琥珀、イケメン過ぎる…!)
ずっと大也からの猛烈アタックを振り続けてきたくせに、この展開は胸アツだ。
でももしかしたら琥珀は、大也が持つ死に対する恐怖を少しでも拭ってあげようと、わざとその台詞を言ったのかもしれない。
そしてきっと、自らの持つ死に対する恐怖を少しでも和らげる為に。
「ねえ、」
その真偽を確かめたくなって思わず口を開くと、
「シッ」
私が言いたい事が伝わったのか、琥珀は片眉を上げて私の言葉を阻止する。