その直後、
『何じゃいゴラアァアアア!?』
最初に叫んだ銀ちゃんの声に負けず劣らずの大声で、壱さんが獣の如く叫んで応戦する。
『いいかよく聞け、パソコンが復活した!予備が今届いた!』
イヤホンを慌てて付け直した私の耳を揺るがすのは、銀ちゃんの嬉々とした声。
『今から、30階から44階までにある個室全てに遠隔操作で鍵をかける!該当する部屋の中にいるやつは今すぐ外に出ろ!密室にした後は再度電流を流して、中に居る奴を1人残らず丸焦げにするぜ!』
(!?)
パソコンが届いたという事は、伊織の到着が間に合ったのだ。
5階の踊り場に居る私は何の被害も被らない為、その場にしゃがんだまま指示を聞いていた。
『丸焦げ?致死量の電流は流さないでって言ったよね!?』
慌てて湊さんが阻止し、
『豚の丸焦げだ!…と言いたいところだったが、気絶するくらいに抑えといてやるよ』
何処か心残りがありそうな声色の天才ハッカーは、そこからしばらく黙り込み。
『…よし、後10秒だ。これが終われば、派手に遊びまくれ!』
壊滅じゃあああぁい!、と、今までとは一線を画すキャラ変を遂げた彼は大声で叫び、
プツン……
無線機の電源を落とした。
『何じゃいゴラアァアアア!?』
最初に叫んだ銀ちゃんの声に負けず劣らずの大声で、壱さんが獣の如く叫んで応戦する。
『いいかよく聞け、パソコンが復活した!予備が今届いた!』
イヤホンを慌てて付け直した私の耳を揺るがすのは、銀ちゃんの嬉々とした声。
『今から、30階から44階までにある個室全てに遠隔操作で鍵をかける!該当する部屋の中にいるやつは今すぐ外に出ろ!密室にした後は再度電流を流して、中に居る奴を1人残らず丸焦げにするぜ!』
(!?)
パソコンが届いたという事は、伊織の到着が間に合ったのだ。
5階の踊り場に居る私は何の被害も被らない為、その場にしゃがんだまま指示を聞いていた。
『丸焦げ?致死量の電流は流さないでって言ったよね!?』
慌てて湊さんが阻止し、
『豚の丸焦げだ!…と言いたいところだったが、気絶するくらいに抑えといてやるよ』
何処か心残りがありそうな声色の天才ハッカーは、そこからしばらく黙り込み。
『…よし、後10秒だ。これが終われば、派手に遊びまくれ!』
壊滅じゃあああぁい!、と、今までとは一線を画すキャラ変を遂げた彼は大声で叫び、
プツン……
無線機の電源を落とした。