そう思ったところで、意識は消えていった......―――


―――......

『め......じゃ...か?』

『......なら、........な.....!』


 うるさい......

 由紀にぃ、また説教くらったのかな......?

 そう思いながら目を開けると、私をのぞき込んでいる老夫婦らしき人物がいた


「えっと...?」

「あら、目が覚めたのね」

「よかったな」

「じゃあ、なにかお粥でもつくろう」

「なら、わしは水でも変えてくるとするか」


 そういって、老夫婦は私の寝ていた部屋を出て行った


「えぇぇぇえぇ」


 現在記憶が混濁中だ。


「ここ、どこ!?」

「美濃」

「......え!?」


 突然声がするのだから、思わずそちらを見てしまう

 赤みがかった茶髪の男の子がいた

 でも、なぜか、知っているような気がして......