あの夜、すごく寂しかった。
暗くて終わりのないような道をずっと歩いていた。そこで、君と出会った。

「初めましてなんですけど、一目惚れしました。良ければ連絡先教えて頂けませんか。」君が言った。

『素敵な人だな』 と思った。
高い身長にサラサラな黒髪。華奢なのに包容力がありそうな感じ。魅力的だった。

「初めまして。私でよければ。」

「ありがとうございます!!僕一目惚れとか信じてなかったんですけど、ほんとにこんな事ってあるんですね!」