「葵、起きなさい!もう7時よ!」
お母さんの声で目を覚ます。
これが憂鬱な1日の始まり。
お母さんの声で目を覚まし、
服を着替え、
朝ご飯を食べる。
学校へ行き、
授業を受け、
家へ帰る。
いつもその繰り返し。
毎日が退屈で…。
でも何かに挑戦したいとも思わず、
大人しく日が過ぎるの待つ。
つまらない人生だ。
このまま普通に歳をとり、誰にも好かれずに死ぬんだ。
いっそ、事故か事件に巻き込まれればいいのに…
こう考えるのも、何回目だろう。
そう思いながら階段をおり、ダイニングに向かう。
「…行ってきます。」
それと同時に、お姉ちゃんが学校へ行く。
「赤音もういいの?お腹空くんじゃない?」
「大丈夫だから。」
お姉ちゃんは私の事が嫌い
私を見たら、すぐ違うとこへ行く。
その姿を見るとすごくムカつく。
(私だって嫌いだし、)
1日はいつもこうして始まる。