・・・
明かりがほとんどない夜の庭園に、ランタンを持った男がひとり。辺りは鬱蒼とした木々に囲まれている。その男に近づいてきたのは長身の男だ。ふたりとも、頭から黒いフードの付いたケープを被っている。
『誰にも見られていないか?』
『大丈夫だ』
『よし』
長身の男は周囲を警戒するように見回し、ランタンを持った男に黒い布で包まれた長細い何かを手渡していた。
『これがあれば本当に全部大丈夫なのか?』
『ああ、間違いない』
ランタンを持った男の問いかけに、長身の男が頷く。
生憎、ケープのせいで顔はしっかりと見えなかった。
『では、健闘を祈る』
ふたりの男はお互いに頷くと、何事もなかったように別々に立ち去っていった。
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明かりがほとんどない夜の庭園に、ランタンを持った男がひとり。辺りは鬱蒼とした木々に囲まれている。その男に近づいてきたのは長身の男だ。ふたりとも、頭から黒いフードの付いたケープを被っている。
『誰にも見られていないか?』
『大丈夫だ』
『よし』
長身の男は周囲を警戒するように見回し、ランタンを持った男に黒い布で包まれた長細い何かを手渡していた。
『これがあれば本当に全部大丈夫なのか?』
『ああ、間違いない』
ランタンを持った男の問いかけに、長身の男が頷く。
生憎、ケープのせいで顔はしっかりと見えなかった。
『では、健闘を祈る』
ふたりの男はお互いに頷くと、何事もなかったように別々に立ち去っていった。
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