あたしはこのとき、


拓徒の言葉を聞くべきだったのか、



それとも聞かないほうがよかったのか、


いまだに分からない。




でもあたしは、ラクな方を選んだ。



拓徒の夢を



聞かなかった。



聞くのが怖かった。