「ん?なんでもないよ」


拓徒はそういうと、本をベットのしたにおいた。





教えて~



1言言えば、すぐに解決する問題かもしれないのだけれど、その1言が出てこなくて。





「そっかぁ」



「紗和??
ノート、写さして??」


拓徒は、覗き込みながら言った。


「えっ?
あ、うん!」


カバンの中にはたくさんの教科書とノート。