誰?? 後ろを向いても、前を見ても、人はいない。 でも、でもね― あの声は― 確かにお兄ちゃんの声だった。 ・・・・・・・・ いまだにあの声はおにいちゃんが私を呼んだ声なのかはわからない。 でも、信じることはできるよね☆ 私は空を、見上げた― 風が吹く。穏やかな風だった。 息を深く吸い込んでみる。 さわやかで穏やかな風が体中を駆け巡ってるきがする―