・・・・・・・・ あのときの私にはこの言葉がぴったりだったなぁ もう周りがまったく見えなかったんだ。 あるのは暗い、闇の世界だった。 どんなに日にちをすごしても、過ぎて行くのは時間だけ。 お兄ちゃんがあいた私たち家族の穴はかなり大きかった。 ・・・・・・・・ 「お兄ちゃん!」 ベットから跳ね起きて叫ぶ。 なにで起こされたんだろう・・・?? 自分でも分からなかった。 「紗和」