でもさ、お兄ちゃんの未来はもう変えられないよね。

だって。。。事実だから。

あの時はすっごいおかしくなってたなぁ




・・・・・・・・

「いやだ!!おにいちゃん!!」

私は叫んだ。

もう回りの状況なんて関係ない。私がやりたいことをするだけ。
お兄ちゃんは死んでない!!絶対嘘だ!!

「ねぇお兄ちゃん死んでないよ!!!寝てるだけだもん!!」

私はお姉ちゃんとパパ、ママに向かって叫んだ。


「紗和・・・無理だよ」

お姉ちゃんが静かに言った。

「大地は死んじゃったの。事故だよ。不幸な事故。」

そういってお姉ちゃんは静かに涙をながした。

ママはパパによりかかって泣いている。


事故・・・?そんなわけないじゃん。みんなどうしたの?お兄ちゃんは寝てるんだよ。


現実非難―