キ〜ンコ〜ンカ〜コ〜ン


まだ今から、いいとこなのにチャイムがなってしまった。

「これからがいいとこなのに〜。チカ、後でちゃんと聞かせてね!!」

「わかった。ほらっ!先生来たよ。」

私はチカの言葉で慌てて席に着いた。

チカの好きな人ってどんな人だろ…。
さっきの話ばかり考えていた。
私は先生が呼んでる声も聞こえてなかった。



「おいっ!!森本!聞いてるんか!?」

私は、現実に戻された。

「!?!?あっ!すみません!」

「しっかりせんかい!」

私は先生に怒られてしまった。みんなに笑われた…。


バカだ私…。



「次の時間までにこの問題の答えを出しとけよ。来週、森元に答えてもらうからな。」

そう言って先生は教室を出ていった。