「アハハ。なんだ、お前ら知り合いなのか?」

田中先生が、爆笑しながら聞いてきた。

「はい。大と遥斗は中学が同じで、バドミントン部に入ってたんです。」

チカが、淡々と話した。

「へぇ〜。それは心強い!今の部員は、二年生は女子が二人で、三年生は男子が二人で、四人しかいないんだよ。」

そんだけしかいないんだ。だから、同好会なのか。

「少ないですね。」

大君がボソッと言った。

「仕方がないな。前は、活気があったんだがな…。お前らの力で活気ある部活動にしてくれ!」

田中先生は、淋しそうに話した。

『もちろんです!!任せてください。』

チカと大君が、揃えて言った。

遥斗君と目が合って、笑った。

部活は、明日からすると言うことに決まって、職員室を出ていった。