放課後…

チカと一緒に入部届けを出しに職員室に行った。

ガラッ!

「失礼します。田中先生はいますか?」

チカが、凛とした声で話した。

「どうぞ。」

先生に言われて、私たちは職員室に入った。

ぅん…?
田中先生のとこに誰かいる。
誰だろう?
そこには、男の子達の姿があった。

「先生、バドミントン部に入部したいから、入部届け持ってきました。」

チカが言ったあと、私も同じようにして話した。

すると、田中先生は笑顔で話してくれた。

「何だ、お前らもか。」

え…?
お前らもかって…?
チカと目を合わせて、二人の男の子の存在に気付いた。

「あっ!大と遥斗!!」

チカの声が職員室内に響いた。

「チカ、声が大きい…。」

「あっ…。ゴメン。」

職員室の先生達は、クスクスしながら笑っていた。

「相変わらず、でけぇ声だな。」

笑いながら話したのは、大君だった。

「大きい声で、すみませーん。これが、私のいい所なんで!」