「おはよ。チカ」

「おっはよ〜。てっ!莢どうしたの?!」

びっくりした顔で私を見る。

「なにが?」

「顔むくんでるよ?」

チカは私に鏡を渡した。
私はゆっくりと自分の顔を見た。

「ぅわっ!!ホントだ〜。」

「夜更かしでもした?」

昨日のこと、チカに言ったほうがいいかな?
でも…自分でもよく分かんないし、また今度話そう。

「なんか、眠れなかった。」

「ふーん。莢でも寝れないこてあるんだ。」

にやけながらチカは言った。

「それ、酷くな〜い??」

「だってさぁ〜いつも莢ボーっとしてるじゃん!」

アハハ…。
そうだけど。

「チカが言ったとおりです…。」

「認めた〜!!でも、今日の莢なんか怪しい。」



ヤバッ!!気付かれたかも…。