今日は、高校の入学式。
どんな子と出会えるのかなぁ。

門の前に立って、風に靡きながら落ちてくる桜を見ていた。



ドキドキしながら、教室の前に立ち深呼吸をして入った。
でも、すでにいくつかのグループはできていた…。
最悪…出遅れた。
昨日、寝れなかったしな。
緊張してて…。

私は、そのまま机に顔を伏せたまま寝ていた…。そしたら誰かが話し掛けてきたような気がした…。

「ねぇ。聞いてる??…おーい!」

肩を叩かれた私は、目が覚めた。

「あっ!!ゴメン!」

「ビックリした〜何回,起こしても起きないんだもん」

誰だろう…?
私はキョトンとした顔で彼女を見た。

それに気付いた彼女は,慌てて自己紹介をしてきた。

「ゴメン。知らない女に急に、声かけられてもね〜(笑)えっとー私は山本チカって言います!ヨロシクね〜」

私も自分の自己紹介を始めた。

「うん!ヨロシク!森元莢です!」

入学して初めてできた友達に私は,嬉しそうに話しをした。

「ねぇ。森元さんのこと莢って呼んでもイイ??」

「うん!いいよ。じゃぁ私もチカって呼ぶね!」

チカと話してる途中で教室のドアが開いた。

「うん。あっ!!先生きた!!また後でね」
と言ってチカは自分の席に戻っていった。


LHRが終わって帰ろうとしたときチカが一緒に帰ろうと言ったので,一緒に帰ることになった。