「どうしたの?」

遥斗君は立って、

「森元もバドすればいいんだよ!」

私は一瞬声が出てこなかった。

「えっ…!?ちょっ…私バドミントン…したことないし…無理無理。」

あまりにも、びっくりして上手く話せなかった。

「アハハ。森元、まずは落ち着け。」

遥斗君に言われたように、深く深呼吸をした。

私が落ち着いたのを確認して遥斗君は話し出した。

「誰だって最初は何もできないのが当たり前なんだよ!」

でも…
私じゃ皆の足引っ張るだけだし…。

「私じゃ無理だよ…。」

私は諦めていた。

「練習すれば大丈夫だから!俺達が教えてやるから!」