「菜々、、」 「それより、ほら見て。やっぱ湊先輩人気なんだねぇ。周りの女の先輩なんて、蜜に寄ってくるカブトムシ状態だね。まあ、イケメンだし、そりゃモテるわ」 菜々が無理してるのはわかるけど、私の視線はまた無意識にも窓の外を見てしまう。 やっぱモテるんだ。 「湊先輩、この前大学生にも告白されてたらしいよ」 ...私からのチョコなんていらないよね。 「菜々、帰ろ。お疲れ様」