僕たちは母親同士が仲が良く



生まれた頃からずっと一緒だった



気持ちに気づいたのは、5歳の頃だった



鈍感なゆあは僕の気持ちには全く気づかない



でも、一緒に居られるだけで幸せだった



そんな中、突然



ゆあが僕とは別の高校を受験すると言い出した



どんどん可愛くなっていくゆあが別の高校に行ってしまう



僕以外の人と付き合うなんて絶対に嫌だ



そんな自分勝手な理由から



僕は先生に頼み、彼女が受かった高校の2次募集を受けた



1ヶ月間バレないように勉強し、ゆあの前では普段と変わらない日々を過ごした




その結果が今日の朝届いた




封筒を開けて、安堵したのと同時にこの気持ちを伝えようと、心に決めた



彼女がどんな選択をとろうとも、僕が想う気持ちは変わらない



なら、伝える他ない



その事に気づくことが出来た