「結城美鈴さん、」


私は、ものすごく機嫌が悪かった。

なぜだと思う?


テストの点数が悪かったのだ。


すべて、赤点。こんな点数取ったことないのに…


「結城美鈴さん!!!」



「はいぃぃぃ!」



うわやべ。



私の名を呼んでいたのはこの学校の生徒会長、 雷神 慶依。



「君、テストの点数が悪かったそうだね。
先生から頼まれてしまったよ。」


だからなんだってよ。


っていうかなに頼まれたのよっ


首突っ込まないでよっ!!


「だから、本日3時、図書室に全教科の…」