エピソード流生

流生「こっちが水クラゲでこっちがタコク
ラゲですね」

今日は先輩との初デート

先輩の好きな水族館にきて、クラゲを見ている先輩の横顔はとてもかわいかった

でも、先輩は…

ーバタ

流生「えっ、先輩!先輩!」

先輩が突然倒れてしまった

先輩は意識が無かった

「大丈夫ですか!救急車お願いします!」

俺は呆然と立っている事しかできなかった




救急隊員「彼氏さん、しっかりしてくださ
い!」

はっと、我に返った

救急隊員「彼女さんの名前、年齢、アレルギーがあるものを教えてください」

流生「一ノ瀬愛楽17歳アレルギーは、分か
らないです」

救急隊員「一ノ瀬さーん、今から病院に運
びますね」





ー病院

「今から処置をするので親御さんに連絡をし、こちらに向かわせてください」

えっ、愛楽先輩の親の連絡先なんで…

恋先輩なら


恋「もしも~しどうした、今デート中なの
では?」

流生「恋先輩!愛楽先輩が…倒れて…今東
病院で」

恋「えっ!なんで!とりあえず、愛楽のお母さんに電話して今から向かうから!結構時間かかるかも」

流生「…はい、ありがとうございます」


ー4時間後
恋「流生君!」

流生「恋先輩、俺、どうしたら…」

恋先輩の顔を見てとても安心した

恋「……愛楽は?」

流生「ICUに、います」

恋「分かった、行きましょう」

恋先輩は愛楽先輩のお母さんらしき人を連れてICUに向かった



少したって愛楽先輩のお母さんと恋先輩は病室から出てきた

愛楽先輩のお母さんは一旦家に帰った

恋「…愛楽のお父さんね」

恋先輩は急に口を開いた

恋「愛楽のお父さん、亡くなってるの」

流生「えっ、」

恋「詳しくは知らないけど、原因不明の難病だったらしいよ」

先輩は泣いていた

恋「愛楽、大丈夫だよね。っ、ごめんね流生君も帰っていいよ」

流生「…はい」