甘い匂いが強く彼と溶け合っていた。
「…… 悪い。委員長」
「頭冷えたわ」
数分後、彼から昂る熱が消える。
その間私はずっと彼を抱き締めていた。
「そ、そっか良かった」
私は彼から離れる。
離れてもまだ彼の匂いがした。
ずっとくっついていたからだろうか匂いが自分にまで引っ付いてきたのだろう。
咄嗟だったとは言えけっ、結構大胆なことをしてしまったなー。
恥ずかしさ半分で彼の顔を見やる。
そこにはいつもの人懐っこい笑顔の彼がいた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…