溢れ出た疑問が口から零れ出始める。 「いえ!先輩に想いが伝わるまで死んだりはしません!死ぬわけにはいきません!」 「“想い”というか、“重い”は異常に伝わってきてるんだけどなー」 「じゃあ、なに?私と付き合えたら死ぬの?」 「いえ!先輩と恋人になれたらそれこそ死ねません」 彼は胸を張って誇らしげに答える。 「えっ、じゃあ益々謎だよ。なんで遺書」 「もし、僕が先に逝った時に先輩が読んでくれたら嬉しいなと思いまして」