「ってことがあって」

「森の奥にいる魔物って、段違いのランクだっていうし…」

「これじゃあ、殺せって言ってるようなもんだ」

「だからこれ以上続けるのは、って思って…」

ここにいるクラスメイト達は、レイチェルのエスカレートする

嫌がらせの強要に耐えられなくなったという。

「それって、いつ決行される予定ですか?」

「えっと、確か…」

「明後日の朝に、授業が急に変更になったって言って連れ出せって」

「なるほど…」