龍二が戻ってきたのは数分後だった。何をしたのかは知らないけど、彼の顔は自信に満ち溢れていた。バッチグーと言わんばかりのポーズで、しかもウィンクまでして……。
「場所は分かったのですか?」
「答えはイエース、だよ、マイハニー。正確には、その神社があったと思われる場所、が見つかっただけどねっ」
いったい、どういう意味かしら。もしかして、取り壊されてしまった、ということかもしれないわ。これで、このモヤが綺麗になるはずよ。
「あ、ありがとう、龍二。その場所って、ここから遠いのかしら? できれば、今日行きたいのですけれど」
「心配無用だよ、マイハニー。僕の手にかかれば、地球の裏側や月までだって、その日に行けるんだからねっ」
「そうなのね。それならお願いするわ」
「イエス・マイ・ハニー!」
どこまで本気か分からない。もしかしたら、本当にそんなことが……そんなわけない、か。でも、龍二の顔は真剣そのモノ。だから私は彼を信じることにした。
自信満々な龍二は、その場で誰かに電話かけ始める。口調こそいつもの感じだが、滅多に見ない眼差しであった。
「話がまとまったよ、ハニー。今から迎えが来るから、それに乗れば数十分で着くさ」
「車で行ける距離なのですか?」
「ノーだよ、マイハニー。僕たちが乗るモノはね……」
その名を聞いた途端、私は驚きを隠せなかった。それと同時に、龍二が何者なのか、それを知りたいと思い始めたのだ。
私は龍二に連れられ、迎えが来る場所へと向かっていった。
「場所は分かったのですか?」
「答えはイエース、だよ、マイハニー。正確には、その神社があったと思われる場所、が見つかっただけどねっ」
いったい、どういう意味かしら。もしかして、取り壊されてしまった、ということかもしれないわ。これで、このモヤが綺麗になるはずよ。
「あ、ありがとう、龍二。その場所って、ここから遠いのかしら? できれば、今日行きたいのですけれど」
「心配無用だよ、マイハニー。僕の手にかかれば、地球の裏側や月までだって、その日に行けるんだからねっ」
「そうなのね。それならお願いするわ」
「イエス・マイ・ハニー!」
どこまで本気か分からない。もしかしたら、本当にそんなことが……そんなわけない、か。でも、龍二の顔は真剣そのモノ。だから私は彼を信じることにした。
自信満々な龍二は、その場で誰かに電話かけ始める。口調こそいつもの感じだが、滅多に見ない眼差しであった。
「話がまとまったよ、ハニー。今から迎えが来るから、それに乗れば数十分で着くさ」
「車で行ける距離なのですか?」
「ノーだよ、マイハニー。僕たちが乗るモノはね……」
その名を聞いた途端、私は驚きを隠せなかった。それと同時に、龍二が何者なのか、それを知りたいと思い始めたのだ。
私は龍二に連れられ、迎えが来る場所へと向かっていった。