「こ、講義…」







そっか。





ビッチになるためにはきっと、キスくらいお茶の子さいさ~いって感じで、サラッと出来なきゃダメなんだ。







よし。







私は須藤のシャツの襟もとを、グイッと両手で掴み上げた。






須藤の喉からグエ、となんか変な音が聞こえた気がしたが悪いが今そんなこと気にしている余裕はない。須藤には窒息する覚悟で付き合ってもらおう。







私も覚悟を決めた!!







目を閉じる…が、いやこれじゃ、対象物との距離がうまく計れないな!?






そっか、ギリギリまで目を開けて、近づいて…







須藤の大きく見開かれた瞳が、すぐ目の前にある。






よし!!







私は目を閉じた。






対象物まであと、1センチ、5ミリ、3…








「っ待て!!!」